航空留学に関するご質問にQ&A形式でお答えします。
将来パイロットを志す方、これからトレーニングをお始めになる方は必読です。
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航空留学QandA

Q.私費で飛行機の事業用ライセンスを取れば日本のエアラインパイロットとして就職できますか?

A.その方のご事情が許すならば、航空会社の自社養成(4年制大学・大学院の新卒/航空未経験者を対象に、各航空会社で独自にパイロット要員を募集・養成するシステム)や、航空大などに応募することをまず試みるべきでしょう。

敢えて私費で…とお考えの場合、私どもは確かに航空留学というものが「個人」にとっての、最も現実的に「航空の道」を行く上での有効な手段の一つであると信じておりますが、エアライン(旅客機)パイロットに限定して就職をお考えの場合、事情がかなりかわってきます。 たとえ上級のライセンス(JCAB事業用操縦士/多発限定+計器飛行証明)を取得できたとしても、その後の実務経験をほとんど持たない人にとってはかなりの「狭き門」、むしろ「賭け」の要素が強くなるといえます。 海外での飛行経験を含めたキャリアを評価して有資格者を対象に中途採用しているJALエクスプレス(通称"JEX")を例にとりますと、年齢35才程度までのJCAB事業用操縦士/多発限定+計器飛行証明の資格保持者を対象に、応募数平均約100〜150名に対して毎回6〜8名程度を採用しているようです(競争倍率は約15〜25倍、そのうち現役パイロットなど実務経験を持つ人が約2割)が、これを「現実的」とみるべきかどうかはしっかり検討してみる必要があるでしょう。

例えば航空大では卒業生一人を送り出すのに約7,000万円(この数字は独立行政法人移行前。 トレーニングは日本国内でのみ実施され、取得するライセンスはJCAB事業用飛行機/陸上多発+計器飛行証明ということになります。)、日本のエアライン自社養成でも約3,000万円(各社、大半のトレーニングをアメリカで消化することが前提であるにもかかわらずこの金額です! アメリカのトレーニング施設が日本の国土交通省の「指定養成施設」としての認定を受けているため日本で事業用試験を受験し直すこともなく、海外トレーニングだけで航空大修了と同等の資格がダイレクトに取得できるという恵まれた環境であるばかりか、当然「給料」は別途支給されます。)という大金を投じているのであって、これに対し「個人」で対抗することがはたして現実的なのか…ということです。 たとえ低利融資などの話があるにせよ借金は借金、特に今の時代「甘い話はリスクと裏腹」であると認識すべきであって、少なくとも「夢」のために現実のコントロールを失うべきではないと思います。

アークEFIでは特に飛行機コースでのプロフェッショナルなご展開を希望される方に対しては、前述のような実情から、最初から「エアライン志向」のプログラムをトータルに組んでしまうのではなく、費用的にリスクの高い上級トレーニング部分(例えばJCAB事業用飛行機/多発限定+計器飛行証明など)を完全に分けて考え、これに移行する前の段階で、一定の実務経験(いくら資格があっても「中途採用」を前提とするような募集情報ではその大半が少なくとも1,000時間程度の飛行経験を要求してきます。)を積むための「環境」をご提供する、現実的な「方法論」を、まず始めにご提示させて頂くこととしています。 現実的とは、すなわち「費用をかけない?!」ということです。 「それこそ有り得ない話!」だとお思いでしょうが、手元に何億円あっても「死に金」にしてしまう人は世の中に数知れず、その反面、無資本で成功する人もまた数知れないのですから…。 「夢」を「夢」で終わらせないために、ぜひお一人でも多くの皆様と直接向き合ってお話しできればと切に願っております。


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